【AKKODiSコンサルティング株式会社】40万円でハイレイヤー人財を獲得。スカウト実務を任せることで採用戦略に取り組めるように

人財サービスのグローバルリーダーである Adecco Group のグループ会社で、イノベーションを支援するエンドツーエンドのコンサルティングサービスを提供する AKKODiS (アコーディス)コンサルティング株式会社(旧:Modis 株式会社)。
同社は、2023年4月1日より新しくコンサルティングサービスを提供するコンサルティング会社へと生まれ変わり採用の拡大が必要となった背景から、2023年1月より offerBrain を導入していただいています。

本記事では、同社向井様と、宮應様の2名にインタビューなどさせていただいきました。

offerBrain導入の背景と効果

offerBrain導入の決め手

  • 業務範囲が広いサービスが多い中、 offerBrain では候補者のピックアップ・スカウト送信・効果測定というシンプルなサービスであり、管理の手間が少なかった
  • RPO業界全体として高価格化の流れがある中、安価なサービスだったため
  • 月5000通のスカウト送信が必要だったが、数少ない対応していただけるサービスで安価だった

導入前の課題

  • 新しくDRチームを立ち上げることになったが、DR運用を本格的に行ったことがないため、運用ノウハウが無かった
  • DRチームの人数が少なく、採用戦略に取り組みながらスカウトを送信・改善していく工数が無かった

導入後の効果

  • 導入後2カ月で、内定者の6割が offerBrain 経由となった
  • ハイレイヤー採用に成功した
  • 送信業務を担ってもらったことにより、より本質的な採用課題に取り組むことができた
目次

会社が生まれ変わるにあたり多くの優秀な方の誘致が必要だった

offerBrain 導入前の課題について教えてください。

向井様:

新しくコンサルティング事業をするにあたって大量のコンサルタントとエンジニアの採用が必要になったのですが、ダイレクトリクルーティング(DR)運用チームの人数も少なく、ノウハウもなかったため、運用が困難な状況でした。

会社が変わった背景からお話させていただきますと、前身のModis 株式会社はいわゆる技術者派遣会社でしたが、成長性や少子高齢化の流れといった課題から、事業モデルを変えていく必要性がありました。模索していく中で、元々エンジニア全員がコンサルティング研修を受け、現場ならではの課題を解決する取り組みをしてきていた背景から、現場での課題解決を強みとしていけるコンサルティング事業を立ち上げ、AKKODiSコンサルティングとして生まれ変わりました。

結果として、コンサルタント・エンジニアを合わせてかなりの人数の採用が必要でした。

宮應様:

当時、最も顕在化していた課題は工数不足です。

12月にダイレクトリクルーティングチームの立ち上げを任命され、1月に中途入社3名を迎えて運用していく必要がありました。各方面との運用の調整を行いつつ、実際にスカウトも送らなければなりませんでした。そのため、圧倒的に工数が不足していました。

offerBrainを導入するに至った背景はありますでしょうか?

宮應様:

工数不足が顕在化していたため、スカウト送信といった実働の部分を担っていただけるRPOサービスを探していました。その中で、offerBrainさんは月5,000通の送信をしてくれるかつ安価で行ってくれる点が大きかったです。加えて、候補者のピックアップ・スカウト送信・改善というシンプルさも導入に至った理由となります。

特にコスパの部分が大きいと考えています。昨今RPOサービスの多くが高価格化の流れにあると感じています。それらのサービスは母集団形成から効果測定だけでなく、カジュアル面談などもやっていただけるのですが、それぞれに対する管理の手間が増えてしまい、率直に言うと逆に面倒でした。さらに、効果が出るか分からない中で初めから高い金額を投資するというのは、うまくいかない場合も考えられるので、なかなか厳しいという点もありました。

offerBrainさんの場合、候補者のピックアップ・スカウト送信・改善という非常にシンプルなサービスでしたので、分かりやすかったです。

さらに、offerBrainさんは安価で月5000通送信という数も担保していただけたのでお願いしたという形になります。

導入する際の不安だった点はありましたか?

宮應様:

一斉送信型であったため成果が出るのか不安でした。私としては、DRをやる上で1件1件丁寧に作るべきだと考えており、同じ内容のメールを何千通も一斉送信しても誰も見ないと思っていました。

また、送信担当の方が実際に我々の求めているターゲットやペルソナ像を本当に理解した上で送信できるかという点になります。当然ながら当社の社員ではないので、求人票に書いている内容を理解して送信することは難しいのではないかと考えていました。

向井様:

送信数が担保されているのみで、質にはこだわらずスカウト送信するのではないかという点が大きな不安でした。

宮應様:

前提の話にはなりますが、私としては選考プロセスの大部分をそもそも業務委託で切り出すべきでないと考えています。

実際に候補者様のレジュメを自分の目で見ていかなければ、選考のレベルが上がらないと思っていました。さらに、私たちのビジョンに本当に共感しているか分からない方が作業しても、その後マッチしないのではないかと考えていまして、採用業務を外に出すこと自体が不安でした。

向井様:

そうですね。例えば、マネージャーの立場で考えると管理が相当難しくなるのではないかと。外に出すことで自分の管理から離れていきますし、直接的な指導をするにあたっても詳細にできるわけではないので、かなり厳しくなるのではないかという不安もありました。

安価でハイレイヤー人財が採用できた

offerBrain導入後の効果について教えてください。

向井様:

1月に導入を開始したのですが、3〜5月の内定者の6割以上がofferBrain経由となっています。ハイレイヤー人財の採用だったのですが、多くの人が採用できたため、DRチームの存在感が強まりました。さらに、一人あたり40万円程で採用できたので、媒体費を加味してもかなり安い金額で採用ができました。

不安だった点に、求人の理解・採用業務を外部に任せることによる問題の2つが大きくありましたが、そちらはいかがでしょうか?

向井様:

イノープさんがしっかりと私たちの意図などをくみ取ってスカウトを送信していただいていることが実感できているため、本当に理解して送信して頂けるかの不安は払拭されました。

前提として、求人の理解は社内の人間でないので、我々と同じレベルで完璧に理解していただくことは難しい問題です。そのため、そこ自体も丸投げしてしまうのではなく、同じプロジェクトメンバーのように言語化して伝えるべきだと感じました。重要なことは、「この求人票ではこのスキル感の人が求められるのでこのような検索軸で候補者抽出を行いましょう」といった会話が生まれることだと思います。そのため、理解してくださいというスタイルから一緒に理解を深めていきましょうというように変わっていったので、求人・ペルソナ像の理解に関する不安は払拭されました。イノープさんに任せておけば、おそらく私が考えているようなマネジメントをしてくれるだろうと思っており、外部のRPOではなく一緒になってやっているプロジェクトリーダーのように考えています。採用業務を外部に任せることに関してはいかがですか?

宮應様:

今回の場合ですと、候補者様一人ひとりのレジュメを見ながら送らなければ、絶対リクルーターとしてのスキルが培われないのではないかと考えており、そこは今でも変わりません。ですが、一現場担当としてはやはり数字を追いかけていく必要がありますし、マネージャーや部長からはそこの数字を求められます。

加えて、AKKODiSは今年から社名を変えたり、ビジネスモデルを刷新し、有名タレントを起用してテレビコマーシャルを打ったりしている背景から、候補者様に広く『AKKODiSコンサルティング株式会社』を認知してもらう必要があるフェーズでしたので、当社が置かれた現状を俯瞰すると、スカウト数をまずは担保する、ということがプライオリティとして上になると考えました。

実際にやってみて、一斉送信型である点に関しては、実際にかなりの成果が出たので驚きました。まず、認知してもらうための施策としてやっていく必要があったと感じていますし、

前述の通り、多くの内定承諾をいただいているので、イノープさんにはしっかり成果をお返しいただき、頼もしく感じています。

結果が出てから、はじめにやるべきは1to1のメッセージではなく、認知施策だったと改めて気付かされました。

小畑(弊社カスタマーサクセス):

そうですね。スカウト市場として、職務経歴書を読み込んで一人一人に対して書いていくことが良しとされています。それもおっしゃるとおり正しい一方、時間帯効果・費用対効果を考えていった際に、気づきの場を作る方が重要になってくると考えています。弊社も元々カスタマイズは行っていたのですが、改善率としては10~20%あるかないかでした。ただ工数で言いますと10倍かかってしまいます。そのため、一つの文面の質を高くしA/Bテストを行っていくことで、成果最大化できると思っています。

offerBrain独自の強みや特長はありますか?

向井様:

修正スピードや対応の柔軟さにあると思います。

正直はじめのうちは、目線合わせができていなかったこともあり、我々が想定していない方々に対してスカウトが送られてしまっている状況はありました。しかし、それに対してお互いのすり合わせの時間を作っていただき反映していただいたので、日時がたつごとにメンバーからも「最近イノープさんすごく良い方にスカウト送信してくれている」などとも言われています。実際に返信が来るだけでなく、書類選考に乗り面接まで行く方が、回を重ねるごとに圧倒的に増えていった点があります。そのため、修正のスピード感が早く、成果の改善が目に見える形で現れています。

宮應様:

採用難易度が高いハイクラス人財を採用できるという点が大きいと考えています。実際にハイレイヤーの方々の内定が決まっていくと、社内でもDRグループの存在感は大きくなりましたし、イノープさんに投資して良かったなどの声が上がるようになりました。

向井様:

その他の箇所ですと、我々がAKKODiSコンサルティングとして4月から本格的にスタートした中で、やはり事業戦略・採用戦略が目まぐるしく変わっていく時期そのため、それに対してスピード感を持って対応を一緒にしていただけた点は成果を感じられたところになります。それこそ明日から別の方向で行きましょうとなっても、対応していただけているので、そこの柔軟さも助かっています。

あとは、先程もお話した通り、コストパフォーマンスはかなり良いです。

マネージャークラスのエンジニアで、内定者一人あたり40万円ほどの採用単価となりましたので、他のサービスへの支払いを考えても圧倒的に安かったです。そのような意味でも、社内でのインパクトも大きくなっています。人財紹介を使った場合ですと、このくらいの価格で採用することはかなり厳しいので、格安だと思います。

スカウト実務をお任せして本質的な課題に向き合う

事業としての今後の展望はありますか?

向井様:

現在エンドツーエンドのコンサルティングをしていくとのことで立ち上がっているものの、少なくとも現段階では世の中ではあまり知れ渡っていません。我々がやるべきことは、AKKODiSコンサルティングとして、エンドツーエンドのコンサルティング実績を作っていくことです。そのためには、それが実現できるようなコンサルタント・PM・エンジニアの特に即戦力人財を早急に採用していかなければなりません。

宮應様:

入社した際、会社としての規模が大きく、安定した会社というイメージでしたので、そこそこ整った環境にあると思っていたのですが、採用チームとしていろんな部署と絡むようになって、関係者間で採用領域に対するリテラシーに、大きな差があることに気づかされました。

例えば面接ですと、元々キャリアに関わっていた方であれば、うまく候補者様の意向を勝ち取れるのですが、採用やキャリアに本業として関わったことがない、事業部の方にお任せした場合その限りではありません。目の前の候補者様にどんなキャリアを示すことができるか……そんな面接ではなく、合格 or 不合格の、選別を目的とした面接になりがちで、恐らくこれはどこの会社でも抱えている課題だと思います。

私たちはアデコグループとして、働く人のキャリア形成にしっかり寄り添っていきたいと考えているので、お越しいただいた時間を少しでも糧にしてもらえるような、気づきを得る面接の時間を作りたいと考えています。

リソースの話につながりますが、スカウトの実務をおまかせをすることで、面接のような非定型的な業務改善に対して打ち込める機会ができたので、もっと頭を使い、人とコミュニケーションをとる仕事に注力していきたいと思いますし、そのような複雑な業務に挑戦していくことで、オペレーションを遂行する人ではなく、リクルーターとしての自分の市場価値を上げることができるとも考えています。

その上で、今後のofferBrainに対する期待はありますでしょうか?

向井様:

RPOとしてではなく、一緒のプロジェクトメンバーとして同じビジョンを持って、事業戦略を実現するためにタッグとして動いていきたいと思います。

他社へのおすすめポイントがありましたら教えてください。

向井様:

まず1つ目は、これからダイレクトリクルーティングをやっていきたいと考えている会社様になります。イノープさんは、様々な媒体の特性を把握されているのでおすすめです。その会社で今必要となるターゲットは誰それで、このようなターゲットであれば、このような媒体を使った方が良いというような提案をしてくれます。どうしたらいいか分からない、工数が確保できない、それに伴い頭で考えられる人もいないという負の循環に入ることが往々にしてあるので、そういった企業にはおすすめです。

そこに付随して、日々のスカウト業務に追われすぎてしまい、採用戦略を頭で考える時間がないと感じている企業様になります。

宮應様:

まさに最初の頃の私ですよね。

手が回らない、ブレインにもっと業務の時間を割きたい・戦略的に仕事を回したいと考えている採用担当・人事部におすすめだと思います。スカウト実務をやっていただけるのもありますし、サービスがシンプルである点もあります。RPOさんにカジュアル面談やチーム体制作りもやっていただくなど、関わるステップが増えれば増えるほど、そちらの管理が必要になってしまいます。人事採用担当ではなくRPOコントローラーが職の本質になってしまいます。

そのため、目的が明確になっており、スカウト業務を切り出すと決まっていれば、しっかり成果を返していただけるので分かりやすくて良いと感じています。

向井様:

あとは我々のように採用目標が圧倒的に高い場合となります。大量採用をしなければならず、スカウト数を担保しなければならない会社様ですね。ただスカウト数を担保するのではなく、お互いすり合わせて質も担保していただけるので、そこは安心して使っても良いと思います。

宮應様:

数もそうですが、世間的に母集団形成から苦戦しているような職種にアプローチしたいのであれば、単なる工数分散という考え方ではなく、仲間を増やすという意味合いでイノープさんと一緒にやっていくとおすすめです。

※所属・役職等は制作時点のものとなります。

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