Wantedly(ウォンテッドリー)とは
Wantedly(ウォンテッドリー)とは、企業が自分らしさや想いといったミッションを伝えることができる、SNS型のキャリアプラットフォームです。
ユーザーは自分が興味を持っている企業の情報を閲覧するだけでなく、企業に対して応募もできます。
また、企業側もユーザーの経歴や、やりたいことを知ることもできるため、自社と合う求職者と出会うことができます。
新卒採用、中途採用のどちらでも活用することが可能となっています。
サービス登録者層
Wantedly(ウォンテッドリー)は、20代・30代のユーザーがボリューム層となっており、若い世代を中心に利用されています。
特にIT人材と呼ばれる、エンジニアやデザイナー、セールス、マーケティングなどを得意とする人材に利用されており、2022年7月時点では350万人を突破しています。
Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴3つ
Wantedlyにはどのような特徴があるのでしょうか?くわしく解説します。
優秀な若い層へ簡単にアプローチができる
20代・30代が約75%を占めているため、若い人材の母集団形成が簡単に行なえます。
現在では、少子高齢化により若手層が減少し、人材獲得競争は激化しています。その中で、人材サービスの発展によって、採用サービスは多岐にわたり、求職者の情報源も激しく変化しています。
このような背景から、既存のナビサイトだけでは、若手人材の採用難易度はかなり上がっています。
若手層が多くいるWantedly(ウォンテッドリー)を利用することで、こうした状況から脱却できるでしょう。
給与条件が記載できない
Wantedly(ウォンテッドリー)では、募集に給与や福利厚生、待遇の掲載を記載しません。
理由は、Wantedly(ウォンテッドリー)が共感による採用を重視している採用媒体だからです。給与などの条件につられて入社したものの、後に「やりたい仕事と違った」のようなミスマッチが起きて離職してしまうことを防ぐために、このような方式になっています。
条件ではなく、ビジョンへの共感がある人であれば、入社後にギャップを感じることはかなり減るでしょう。
そのため、禁止はされていませんが、可能な限り給与などの情報を掲載することは避けたほうが良いです。
また、労働条件を明示するタイミングですが、Wantedly help Centerによると、初回の面接までの間には労働条件等を明示する必要があります。
こちらに詳細な情報が記載されています。
求職者と気軽に会える仕組み
求職者と気軽に会える仕組みとして、「話を聞きに行きたい」ボタンがあります。
求職者は募集記事を見て、「話を聞きに行きたい」ボタンを押すことで企業側にアプローチを行います。このボタンを押すと、「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3種類の選択肢が出てきます。
企業側としては、これにより対応を変えていき、互いの理解をずらすことなく進めていくことになります。
その後は、カジュアル面談の形式で、選考とは関係なく気軽に面談を行います。これにより、よりリアルな求職者の日常に触れやすく、ミスマッチを減らすことも可能となります。
Wantedly(ウォンテッドリー)の掲載料金・費用
Wantedly(ウォンテッドリー)は成果報酬なし、月額料金約4.5万円から利用できます。
プランは3種類あり、ライト・スタンダード・プレミアムとなっています。
有料プランでは無制限で募集を掲載することが可能で、プラン次第でさらに様々な機能・オプションをつけることができます。
料金の詳細に関しては、非公開であるため資料請求を行うと良いでしょう。
Wantedly(ウォンテッドリー)のメリット・デメリット
Wantedly(ウォンテッドリー)での採用を成功させるために知っておくべき、メリット・デメリットを解説します。
メリット
若手の採用に強い
Wantedly(ウォンテッドリー)の特徴でもあるように、若手ユーザーが多くいるため、若手の採用に強いスカウト媒体となっています。
また、求職者の人柄を知りやすい仕組みになっていることも、若手層の採用活動を強化してくれている一因となっています。一概に若手と言っても、仕事に対する意識は人によって多種多様であるため、採用を成功させるには、個々人の考えを把握することが重要となります。カジュアル面談から始めることにより、求職者のリアルを知ることで、自社とマッチした若手を採用することができるでしょう。
共感で採用ができるからミスマッチが少ない
募集ページでは、仕事に意義を求める求職者に向けて、ミッションを伝えられるように構成されています。それにより、自社のミッションに共感した人からの応募を獲得しやすくなっています。
会社ページでは、メンバーのプロフィールやストーリー機能もあるため、実際に働いている人や内容まで、知ることが可能です。
このような仕組みにより、入社後にやりたいことや人間関係のミスマッチが起こりづらくなっています。
会社の採用HPとしても使える
Wantedly(ウォンテッドリー)を利用したらまず、Wantedly内で会社のメインページを作ります。
フォーマットに則り作っていくだけで、モダンな採用ページを作ることができるため、自社の採用ページとしても使えます。
低コストで利用ができる
月額約4.5万円から利用が可能で、成果報酬なしということもあり、圧倒的に安価で採用活動を行えることは大きなメリットです。
多くの工夫が必要ですが、人材紹介や求人媒体と比較して、採用単価を劇的に下げることができます。
デメリット
自社の魅力がないと応募が来ない
自社の魅力が弱い場合、発信する内容が少なくなってしまいます。コンテンツが少ない・弱い状態であると、採用を成功させることは難しいでしょう。
運用工数が多い
魅力的な募集記事や、ストーリーを作り発信していくことが必要となります。採用を成功させるには、募集記事のPDCAを回していくことや、自社の魅力をどのように発信したら、求職者に刺さるのかを考えていかなくてはなりません。
これらを行うには、かなりの工数がかかるうえ、求職者サイドへの知見も必要となってきます。そのため担当者が少ない場合、負担は大きくなってしまうでしょう。
Wantedlyでの採用を成功させるための運用方法3つ
自社の魅力を理解する
まず自社の魅力が明確化されていなければ、文字で伝えることは不可能です。ここでは3つの要素から、自社の魅力を理解します。
- 会社の理念・ミッションは何?
ここを明確化することによりその他の要素への理解にも役立ち、一貫性をもたせることができます。また、同じ価値観を持つ求職者へのアピールにもなります。 - 商品や事業内容の魅力は何?
自社のサービスを明確にすることで、何をしている企業なのかをはっきりさせましょう。ここが明らかになることで、必然的に競合優位性や将来性も分かりやすくなり、求職者への強いアピールポイントとなるでしょう。 - メンバーの魅力
自社で働いている人の特徴や人間関係を伝えましょう。実際に働いている人たちの情報を提供することで、求職者に働いたときのイメージを湧かせやすくなります。
募集記事・ストーリーの作成をしっかり行う
上の項で理解した自社の魅力を募集記事やストーリーに落とし込んで行きます。
募集記事では閲覧数・クリック数・応募率の3要素に分け、それぞれの要素を改善するPDCAを回していくことが重要です。
ストーリー機能では、構成や内容に決まりはなく自社で決めて運用していくことになります。作成する上で、重要な要素として3つ挙げられます。
- ゴールを決める
ストーリーを作ったことで得られる結果は何かを明確にしましょう。インパクトのある記事や話題性のある記事を作ることでSNSで拡散してもらうのか、自社を認知している人をファンにするための記事を作るなど、ゴールを明確にすることでコンテンツ制作のやりやすさや効果測定の方法も決まってきます。 - ターゲットの選定
決めたゴールを達成するために、どのような人が読むのかを明確にしましょう。 - コンテンツの企画
決めたターゲットに読んでもらうために適切なコンテンツを決めましょう。
スカウトの文面を作り込む
Wantedly(ウォンテッドリー)では応募を待つだけでなく、ダイレクトリクルーティングを行うこともできます。
この場合、スカウトの文面が重要になります。応募率を最大化させるような文面を作る上で重要なポイントは大きく2つあります。
1. 候補者のビジョンを踏まえる
候補者のプロフィールに記載されたビジョンを理解した上で、自社ならビジョンの実現に貢献できるという点を伝えましょう。
2. 自社のビジョンを伝える
自社の理念・ミッションをスカウト文面上でも伝えましょう。特にWantedlyはミッション・ビジョンへの共感が肝なので、ミッションへの本気度が伝わるような文面が望ましいです。
繰り返しにはなりますが、Wantedlyは企業と社員が想いで繋がるという点に特徴がある媒体です。お互いのミッション・ビジョンを理解した上でのマッチングができるよう、スカウトを送る際も心がけましょう。
まとめ
若手の採用に強いビジネスSNS、Wantedly(ウォンテッドリー)について紹介しました。安価で優秀な若手人材と採用できることが特徴でしたが、効果的な運用には時間やノウハウが必要です。
自社だけではリソースが足りないと感じた場合、運用代行サービスを使うことも視野に入れた方が良いでしょう。
「offerBrain」では、ただ送信を代行するだけでなく、採用要件の決定から候補者の選定、文面の作成まで一貫して代行いたします。
スカウトメールの効果測定も継続的に行い応募率・送信数を最適化させることで、安定した若手層の母集団形成が可能となります。
「若手採用のためにWantedlyを利用しているものの効果が上がらない」と悩む人事担当者の方はぜひ利用をご検討ください。
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